α7iii

α7iiiを今買うのは今更?いいえ、むしろ今買うべき理由を解説します

キャメラ社長
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こんにちは!キャメライズの「キャメラ社長」です。

2018年の3月に発売され、とんでもないベストセラーとなった「α7iii」。私もまだまだ現役で使っています。

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発売から四年以上が経ち、新しいモデル「a7iv」も発売されました。

そうなってくるとこういった疑問が浮かぶのではないでしょうか。

  • 今更α7iii買うのは遅いのでは?
  • α7iiiのスペックは時代遅れ?

私もそう思っていました。ですが結論から言うと、全くそんなこと無いと断言できます。2024年でもバリバリに使えるカメラです。

今回はその理由を詳しく解説していきます。

α7iiiとは

そもそもα7iiiとは、2018年の2月にソニーから発売されたミラーレス一眼カメラです。ソニーから発売されているフルサイズセンサーを搭載したα7シリーズの中でも、「ベーシックモデル」という位置づけになっています。

基本スペック

α7iiiの主な仕様はこちら。

撮像素子35mmフルサイズ(35.6×23.8mm)、ExmorR CMOSセンサー
カメラ有効画素数約2420万画素
タッチフォーカス対応(液晶モニタ使用時、ファインダー使用時に使用可)
手ブレ補正機能5.0段
連続撮影速度最高約10コマ/秒
スマートフォン転送対応
質量(g)(本体のみ)約565g
外形寸法 (幅 x 高さ x 奥行)126.9(幅) x 95.6(高さ) x 73.7(奥行き)mm
動画記録 撮影モード4K30p,FULL HD120pまで対応
α7iiiの基本スペック表

α7iiiを今買っても全く問題ない理由

冒頭でも紹介した通り、α7iiiを今買っても全く問題ないと断言できます。

理由を1つずつ解説していきます。

撮れる写真・映像はほぼほぼ変わらない

α7IVのように次々と最新のカメラが発売されていますが、「写り」という点において目に見えてわかる進化はしていません。

それは実は当たり前で、カメラセンサーという技術はある程度まで来てしまった「進化の限界」に達してきているからです。画素数や感度性能は上がったら上がっただけ良いとは思うのですが、「一枚の写真・映像として見た時に違うか」とは別問題です。

実際、カメラの比較レビューをYouTubeで見ても20万円のカメラと50万円のカメラの写真を比較する際には「めちゃくちゃ拡大して比較」しています。それでもって「やっぱり20万円のカメラは若干ノイズが目立ちますね」とか「50万円のカメラはこれだけトリミングしてもこの繊細さです」とか言ってます。

この動画を見ると、数十万円も差があるカメラを比較して、めちゃくちゃ拡大しないと全く違いが分からないことが見て取れます。正直笑っちゃうレベル。

最新のカメラは何が進化しているのか

では、最新のカメラは何が進化しているのでしょうか。

それは「技能的な進化」です。処理エンジンの進化によって連射性能が向上したり、画素数を上げれたり、レスポンスが速くなったり。「一枚の写真」というより、「一枚の写真を撮るための手軽さ」の進化ですね。

また、動画性能の進化は結構わかりやすいです。4K60pが撮れるようになったり、手ぶれ補正機能が進歩したり。これは新しいモデルを買う際の検討に入れるべき要素となりますね。

しかしながらα7iiiでも4K30pが撮れて、手ぶれ補正も十分有能であるという点も事実。「困る」ということはまずないです。

2420万画素で困る人はほとんどいない

最近のカメラは画素数がとても高いですよね。しかしながらα7iiiの画素数は2420万画素で、少し低いように感じてしまうかもしれません。

しかしながら、2420万画素ならA4サイズの現像くらいまでなら全く問題なく高画質を保つことができます。

それ以上に巨大なポスターなどの印刷をしたい場合は最新のα7ivなんかは6100万画素なので、そういった高画素数のカメラを選んだほうが良いと思います。ですが、そこまで必要な人がどのくらいいるでしょうか。多分ほとんどの人はスマートフォン、いってもパソコンで見るくらいです。

高画素数カメラはもちろん画像を切り抜いて使えるというメリットもありますが、自分の撮影の腕次第でどうにでもできます。数十万払う価値は間違いなくありません。

暗所性能も笑っちゃうくらい変わらない

暗い場所での撮影におけるノイズの乗り方って良く宣伝される題材ですよね。これはα7iiiが苦手でα7siiiが得意と言われているポイントですが、「言われている」だけだとうことが分かりました。

実際に比較した動画がこちら。

これはびっくりです。α7iiiの倍の値段する高感度と言われているα7siiiがノイズ乗りまくりです。

暗所の撮影でもこんなにISO感度を上げることはありませんが、正直暗所撮影でもα7iiiで全く問題ありません。

実際に私自身がα7iiiで星空を撮影した写真がこちら。星半端ないです。

bit深度・SLOG撮影時最小ISO感度は劣る

前田平社員
前田平社員

α7iiiより高いカメラでも売れてるのには理由があるんでしょ?

その通り。続いてα7iiiが劣っている点もしっかりと解説していきます。

まずはbit深度です。α7iiiは8bitまでしか対応していないので、カラーグレーディングなどの色を細かく調節する際にはあまり向いていないです。これも比較動画を見ましたが、まぁこれも多分プロじゃないと分からないです笑

続いてはSLOG撮影時の最小ISO感度です。

α7iiiの場合はISOを800より下げることができないので、昼のSLOG撮影ではNDフィルターなどを通さないと白飛びしてしまいます。

むしろ今こそα7iiiを買うべき

さらに、まさに今だからこそα7iiiを買うべき理由があります。

それは、型落ちモデルのため値段が落ちているということ。

特に中古だとアベレージで16万円ほど。メルカリでも16万円ほどで取引されているのを見ると、中古で買って、仮に売ったとしてもほとんど不利益が出ないということになります。

特に写りの変わらない最新のカメラを買うより、圧倒的にコスパが良いです。

総括

記事を書きながら私も比較動画をたくさん見ながら勉強していったのですが、皮肉を言うと「いかにカメラメーカーのマーケティングが上手いか」が分かりました。笑

記事を書く前までは、これ程までに高価格帯のカメラに違いがないとは思ってもいなかったのでびっくり。

高感度で暗所のノイズがどうの、bit深度がどうの、全然違う風にレビューしてる方が多くいますが、実際に比較したら全然変わらなくね、、ってのが事実でした。

「こっちの高いカメラのほうが写りが良さそう、、」と思ってしまう、ロマンを抱いてしまうという気持ちは私も痛いほど分かります。憧れてしまいますよね。

ですがそこで一歩立ち止まってマーケティングに引っかかっていないか、もう一度自分の胸に手を当てて考えて見て下さい。

本当に「写り」は違いますか?いいえ、違いません笑

そこの数十万の差で良いレンズを買ったほうが間違いなく表現の幅が広がります。

α7iiiを今買うのは遅いかという観点でいうと、間違いなく今買っても十分すぎるということが痛いほど理解できたかと思います。

是非、有意義なカメラライフを!!

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